さあ、エキパイ部分は、おおよそ形になったので
きもとなるサイレンサー部に移っていきます。
ここはマフラーの顔となりますので、更にこだわっていきますよ。
材質はFTR250の時と同様、アルミでいきます。
やはりスチールと比べると軽いですし、扱いも慣れていますのでアルミで。
形状は、だいたいやりたい事は頭にありますので、これまた図面書いていきます。

エキパイ出口から、メガホン形状で一度、角度付けて折ってその後はゆるいメガホンで。
エンドはドーム型からのテーパーパイプで出す!
わかりにくいですかね?
まあ、早速各パーツを作っていきましょう。
まずは長い方のゆるいメガホン。
これまた図面から寸法ひろって、板金展開ソフトで展開図を出します。
こんな形。

これを三本ローラーで丸めます。テーパーなのでちょっとコツが必要です。


こんな感じ。
次は最初の角度付きメガホン。
これも同じ要領で作ります。




次。
グラスウールを巻くパンチングパイプ。
こちらはステンレスのパンチング板を丸めて作ります。


スペシャルマフラーだからといって、爆音はタイプじゃないので内径は結構細めで。
こればっかりは実際エンジン始動してみないと分かりませんので変更あるかもですが。
次はドーム型のエンド部分。
うまくいくか分からなかったですが、プレス型を作ってやってみます。

結果は、結構しわが取れず、何回も寸法変えたりしてやってみましたが
どうしてもしわが残ってしまうので最後は叩いて成型しました。
板おさえを追加する形か何かで、プレス型自体の改良しないといけませんね。
次回までの課題です。今回はこの叩いたドームを使います。

その他、細かい構造用パーツなども作り、サイレンサーで使うパーツ出来ました!

これがこうなって、あれとそれがつながって・・・・
どう組立てられるかわかりますか?
楽しみです。
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- 2018/12/28(金) 18:59:51|
- XL250S
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集合後のひとまわり太いパイプのレイアウトを考えます。
激しいダートは行けないにしても、なるべく地上高はかせぎたい。
アンダーガードの直下を通しましょう。
だいたいの曲げ型をとって曲げます。

パイプ径が違うので、また掴み用の専用具も作ります。
今回は2カ所曲げ。さらに微妙なアールも入ります。

作った曲げ型を頻繁に合わせながら、こちらも少しづつ慎重に曲げます。
太い事とアールがちょっと複合することもあり、多少時間かかります。
曲げ終えた後、とりあえずジョイント側だけいい位置でカットして
前回作っておいた差し込み用パイプに仮付けして差し込んでみます。


アンダーガードとのクリアランス、形。
うん、いい感じじゃないかな。
どうかな?
- 2018/12/27(木) 20:47:25|
- XL250S
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さてさて、
Y字菅の各パーツは出来上がったので組み立てます。

これに差し込み部を溶接して完成です。
早速、曲げパイプを差し込んで、ダミーに固定してみます。

Yの字なので角度が合ってないとエンジン側にぴったり合いませんが
おみごと!ピッタリ!
ちゃんとCADで図面を書いて数値化する事でうまくいきました。

そして車体に装着。

ここから先の太いパイプのレイアウトを眺めながら考えます。
・・・・・
なんか・・違う・・ なあ。
曲げパイプの角度、長さが納得できん・・・。
・・やりなおそ。
また、パイプ曲げ、ジョイント部の製作からスタートです。
ここは前回と同じなので工程ははしょります。
で、理想通り、納得する形状に出来ました。

さすがに一度やってみての2回目なのでうまくいきます。
今までも、ものを作っていると良くこういう事ありますね。
時間と手間は掛かりますが、より納得できるものが出来るので。
一度やってみて、失敗だと思うなら潔くやり直す!大事です。
- 2018/12/26(水) 21:02:18|
- XL250S
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パイプ膨らませ用の押しプレス型。
実際に押し込んでみないと仕上がり寸法がわかりません。
なので多分太いだろうな~っていう寸法からスタート。
押し込んで膨らませてみる。
ああ、やっぱりゆるゆる。
内径測って、また押しプレス型を細く削る。
う~ん、まだゆるい。
また内径測って型削る。
まだゆるい。
こんなことを繰り返し、やっといい具合の差し込み部できました。

テストピースいっぱいww
ついでに集合させてからの太い方のパイプの分も作っときます。
こっちは細パイプの時の寸法データを元にできたので3回目で決まった!

次はようやくY字菅。
差し込み式にして若干自由度があるといってもYの字なのでほぼ決まってしまいます。
前回ダミーに固定した曲げパイプから角度を測り、図面書きます。

これを元に板金展開ソフトを使って展開図を出します。


こんな形になるんですよね~。
これはFTR250用の時と同じ手法なのでだいたい想定内。
これを鉄板材に張り付けて切り出し、丸めます。


ちゃんとY字菅の形になりました。
まだまだ続きます。
- 2018/12/25(火) 20:01:54|
- XL250S
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前回作ったパーツを組み合わせていきます。
曲げたパイプは車体、エンジンにあてがって、少し長めにカット。
ジョイント部と組み合わせてしばし妄想。
実際の長さを決めカットして仮溶接。
で、これまた作業台の上で決めれるようにエンジン側のエキゾーストポート廻りのダミーを作ります。

試作一本目はこういう道具作りが毎回でてきます。
中々進みません。
ダミーにセットしてみます。

次は2本のパイプを集合させるY字菅です。
なるべく早く2本を1本にしたいので長さと角度を考えます。
FTR250の時はここを溶接でY字菅に繋いでいましたが、フランジをアルミにした事もあり
差し込み式でスプリングで引っ張ることにしました。
そうすればフランジが取り外せて最後の耐熱塗装もやりやすいし、多少の自由度も出て何かと良いかと。
となると差し込み口を作らなければ。
また道具作りです。
プレスしてパイプを膨らませる方法の具を作ります。

地味な作業。まだまだ続きます。
- 2018/12/22(土) 20:41:18|
- XL250S
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次は前回作ったジョイント部に繋ぐパイプを曲げていきます。
パイプに砂を詰めて炙って曲げます。
片側を溶接して蓋をして砂を注ぎます。


パイプの中を砂でぎっちぎちにしてアルミで作った栓を叩き込みます。

これまた旋盤で作った、パイプに合わせた固定具を使って固定し、少しづつガスで炙りながら曲げていきます。
ここは曲げRが一番きつい所なので慎重に。

2本必要ですので同じ曲げRになるようもう一本曲げます。
このぐらい小さいRだとだいたい同じようになりますね。急激なRは手曲げでは出来ませんから。
次はフランジです。
はじめこれも鉄で作るつもりでしたが、厚みもそこそこあって重いと感じたので
アルミにしました。
真ん中の穴開けと平面仕上げは旋盤で行います。

外周はコンタマシン(ノコ盤)で切り出し、仕上げます。
っぽくなってきましたね~

ここまでは順調!
まだまだ続きます。
- 2018/12/21(金) 20:32:40|
- XL250S
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まだまだXL250S続きます。
こっからが本番、本題です。
マフラー作ります。
ダウンマフラーです。XLの場合ダウンにすると、どうやってもフレームよりマフラーパイプが下を通ることになっちゃいます。
ガレ場やハードなダート走行には不安がありますが、まずそんな所XLでは走りませんのでOKです。
ストリート、フラットダート用ですね。
一本目試作品ですのでエンジン側から順に考えながら進めます。
まずはフランジ部、ジョイント部の採寸して形状を決めます。

CADを使って図面書きます。
そしてパイプのジョイント部を旋盤で削って作っていきます。


きれいなコイル状の切屑で気持ちいいです。
エキゾーストポートの数分の2個出来ました。

次回につづく。
- 2018/12/19(水) 20:44:24|
- XL250S
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前回までに作ったパーツ、アルマイト加工しました。
GARAGE48では大きなサイズのパーツ以外、アルマイト加工できます。

フロントフェンダーステーは取り付け条件的に腐食しやすいと思いますので
アルマイト加工は必須ですが
インマニの方は常に熱にさらされるので、どうかな~と思いましたが試しにやってみようって事で。

今回は白(シルバー)にしました。
ブラックとレッドでも出来ます。
アルミ製品の腐食防止処理としてかなり有効です。
- 2018/12/18(火) 20:03:12|
- XL250S
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パート2のXL250Sはインシュレーターの巻です。
純正部品のインシュレーターは廃盤となっています。
XLぐらいの年式では当たり前ですが大抵カッチカチですよね。
FTR250用では既に作っていますがこっちも同じスタイルで作りました。

手に入りやすい汎用のOリング使用します。

この車両にはFTR250同様、PWKを使用しますのでキャブの口径に合わせて作りました。
PWKも純正キャブもキャブの差し込み口外径と内径が同心円上に無いのでそこはリューターで手削りで仕上げてます。


エアクリーナーボックス無し仕様ですのでボックスは付きません。
取り付けはシリコンダクトで繋ぎますので古くなればいつでも交換できます。

ご入用の方あればご相談ください。
- 2018/12/17(月) 20:05:26|
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RG400/500ガンマのアッパーカウルステーは前回までで一段落したので次行ってみます。
次はこれです。
ホンダ XL250Sこの車両は実は自分の私物です。
XL250Sといえば唯一無二のフロントホイール23インチ!
23インチもかっこいいんですが、タイヤの選択肢無し、しかも入手不安定。
なので、定番のXL250Rのフロントフォークごとごっそり移植で21インチ化しました。
フロントフォークを変更したせいでせっかく元々付いていた純正オプションのダウンフェンダーを取り付けるボルト穴が無くなってしまいました。
このフェンダーは使いたいのでステーを作って取り付けます。


フェンダーをいい位置に置いてどういうステーにするかひたすらにらめっこ。
穴ピッチは決まってる、フォークとの隙間なし、悩みます。
・・・フォーク側にボルト穴は無いのでバンド形式で締め付けるようなステーにしましょうか。
まずは作業台上で作業できるようにフォークのダミーとフェンダーのダミーを作ります。

旋盤でM6ネジをきったボスを作り、板を三本ローラーで丸めてバンド部分を作りました。

締め代が0では締め付けが弱いと思い勘で0.5mmのシム入れて小さく組み立てます。(フォークには締め付け力だけで固定するわけですから)
ダミー冶具を使って当たる所を確認して、削って組立て、溶接します。

とりあえず片側だけ作り、車体に仮組みします。

締め代0.5mm正解でした!
いい感じに固定できます。
反対側も同じように作ります。

こちらはブレーキケーブルの固定場所があるのでバンドをそれに合わせて削ってOK!
タイヤとの隙間多めでいい位置に固定できました。
う~ん満足。

- 2018/12/16(日) 00:20:37|
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